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iPhoneの電池が減るのが早いときの対処法

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最近、スマートフォンの電池が朝から夕方までもたない、という声をよく耳にします。

特にiPhoneを長く使っている方のなかには、「前はこんなに早く充電が減らなかったのに…」と感じる場面が増えているのではないでしょうか。電池の減りが早くなる原因はさまざまで、使い方によっては改善できることも多くあります。

本記事では、日々のちょっとした操作の見直しや、設定の工夫によってバッテリーの消耗を抑える方法をわかりやすくご紹介します。スマホにくわしくない方でもすぐ試せる内容ですので、ぜひチェックしてみてください。

電池の減りが早くなる主な理由とは

iPhoneの電源がすぐなくなると感じたとき、まず確認したいのが「なぜそんなに早く消耗するのか?」という原因です。

たとえば、画面の明るさが強すぎたり、見えないところでアプリが動き続けていたりすると、気づかないうちに電池を消費してしまうことがあります。また、バッテリーそのものが劣化している可能性もゼロではありません。

ここでは、バッテリーの持ちを悪くしている代表的な原因を取り上げながら、自分の使い方に当てはまる点がないかをチェックしていきましょう。

画面が明るすぎる・点灯時間が長い

iPhoneのディスプレイは、電池を多く使うパーツのひとつです。
特に画面の明るさを常に最大にしていたり、スリープになるまでの時間が長すぎると、それだけでバッテリーの消耗が早くなってしまいます。

無意識のうちに明るくしすぎていたり、点けっぱなしで放置していたりすることが多い方は、まずこの点を見直してみるとよいでしょう。

アプリが裏で動き続けている

一度閉じたつもりのアプリが、バックグラウンドで動作していることがあります。
たとえば地図アプリやSNS、メッセージアプリなどは、位置情報や通知を更新し続けている場合があり、気づかないうちに電池を消費しています。

特に、位置情報をずっと使っているアプリは消耗が激しくなりがちなので、設定から確認してみましょう。

通知や通信が多すぎる

通知をたくさん受け取る設定になっていると、そのたびに画面が点灯したり、通信が発生したりして、電力を消費します。

また、常にWi-FiやBluetooth、モバイル通信がオンのままだと、使っていないときでも電波を探し続け、じわじわとバッテリーを使ってしまいます。
必要のない通知や通信は、できるだけオフにしておくと安心です。

バッテリーが劣化している

iPhoneを長く使っている場合、バッテリーそのものが劣化していることも原因の一つです。
使い始めのころは1日もったのに、最近は半日しかもたない…というような変化がある場合は、バッテリーの寿命が近づいている可能性があります。

設定画面からバッテリーの状態(最大容量)を確認できるので、一度チェックしてみるのがおすすめです。

すぐに試せる節電設定と使い方の見直し

電池の減りを感じたら、すぐにできる対策を講じることで、負担を軽くすることが可能です。
iPhoneには、バッテリーの消耗を抑えるための便利な機能がいくつも用意されています。

たとえば「低電力モード」や「自動ロックの時間設定」など、ほんの少し操作するだけで効果が見込めるものもあります。また、毎日の使い方を少しだけ工夫することで、電池の持ちは大きく変わります。このセクションでは、初心者の方でも簡単にできる節電のコツを中心に解説していきます。

低電力モードをオンにする

iPhoneには、バッテリーを節約するための「低電力モード」という機能があります。このモードをオンにすると、バックグラウンドの動作や一部の視覚効果を自動で抑えてくれるため、電池の消耗をグッと減らすことができます。設定アプリの「バッテリー」から簡単に切り替えられるので、外出先や充電が難しいときにこそ活用しましょう。

明るさを自動調整する

画面が必要以上に明るいままだと、それだけで電池を多く使ってしまいます。

「明るさの自動調整」をオンにしておけば、周囲の光に合わせて画面の明るさを調節してくれるので、無駄な消費を防げます。この設定は、「設定」→「アクセシビリティ」→「画面表示とテキストサイズ」の中から変更できます。

スリープまでの時間を短くする

スマホを使っていないときでも、画面がつきっぱなしだと電池はどんどん減っていきます。
「自動ロック」の時間を短めに設定しておけば、使わないときはすぐに画面が消えるため、余計な消耗を防ぐことができます。設定アプリの「画面表示と明るさ」→「自動ロック」で、30秒や1分に設定しておくのがおすすめです。

不要な通知・位置情報をオフにする

通知が多すぎたり、位置情報を常に使っていると、それだけでバッテリーを消費してしまいます。
あまり使っていないアプリの通知はオフにし、位置情報の使用も「常に許可」から「使用中のみ許可」へ変更すると、電池の持ちが改善されることがあります。

これらの見直しは、「設定」→「通知」や「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」から行えます。

節電設定をするときに注意したいポイント

節電のためにさまざまな設定を見直すことは大切ですが、むやみに機能をオフにしすぎると不便になってしまうこともあります。

たとえば位置情報や通知機能を完全に無効にすると、地図アプリが使いにくくなったり、大事な連絡に気づけなかったりすることもあります。また、バッテリーを守るためには設定だけでなく、充電器の使い方やiOSの更新状況などにも気を配ることが必要です。

このセクションでは、節電の工夫をする際に「やりすぎないこと」「気をつけたいこと」に目を向け、バランスのとれた対策方法を紹介します。

便利な機能までオフにしすぎない

「通知は全部切ってしまおう」「位置情報も完全にオフにしよう」といった対策は、電池の節約にはなっても、逆に不便さを感じる原因になります。

たとえば、地図アプリで現在地が表示されなくなったり、大事な連絡を見落としたりすることもあります。節電したい気持ちは大切ですが、自分にとって必要な機能はきちんと残しておくことが、快適に使い続けるコツです。

非正規の充電器やケーブルを使わない

安価な非正規品の充電器やケーブルを使うと、iPhoneに負担をかけてしまい、バッテリーの劣化が早くなることがあります。場合によっては本体の故障や発熱の原因になることもあるため、安全性の高い正規品やMFi認証のある製品を使うようにしましょう。

iOSのアップデートはこまめに確認する

古いバージョンのiOSを使っていると、ソフトウェアの不具合で電池の減りが早くなることがあります。Appleは定期的に省電力や安定性を改善したアップデートを提供しているため、通知が来たときは忘れずに更新しておくことが大切です。

「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から、最新の状態かどうかをいつでも確認できます。

まとめ

ここまで、iPhoneの電池が早く減るときに見直したいポイントや、実践しやすい対策についてご紹介してきました。

日常的に使うアプリの動きや設定を少し変えるだけで、電池の持ちは驚くほど変わってきます。もちろん、それでも改善が見られない場合は、バッテリー自体の劣化が進んでいる可能性も考えられます。

そんなときは、無理に我慢せず、Appleのサポートや修理サービスを利用するのも一つの手です。まずはできるところから、この記事を参考にして対策を始めてみてください。